世界的なスケートボード・ストリートのシリーズ戦「ダムナム・ジャパン」が東静岡で開催された。世界最高峰のストリートリーグ(SLS)の登竜門ともなるシリーズで、日本では初の開催。5日の決勝では、白井空良(16=DCシューズ)が池田大亮(17)を抑えて優勝を果たした。

 ダムナムはSLSにつながる「タンパ・アマ」の予選。優勝で準決勝(30人)からの出場権を手にした白井は「いつも負けている池田くんに勝ててよかった」と話した。昨年のタンパ・アマは本予選から出場して準決勝12位で決勝(10人)進出を逃しただけに「準決勝から出られるのはうれしい」と、予選免除のキップを手にして喜んだ。

 東京オリンピック出場資格は未定だが、SLS上位者に枠が与えられる可能性もある。そうなれば、この日の勝利は五輪への第1歩。もっとも、白井は「どうしたら出られるかもよく分からないし、目標としては見えてこない」と、2年後の五輪について話していた。