2年ぶりのB1昇格を決めている秋田ノーザンハピネッツ(東地区1位)が83-69でライジングゼファー福岡(西地区1位)に逆転勝ちし、初のリーグ優勝に王手をかけた。3点を追う後半から反撃開始。第3Q(クオーター)開始1分半過ぎ、田口成浩主将(28)の3点シュートで同点とし、続けざまにフリースロー2本を決めて勝ち越した。同Qの残り約2分間は相手攻撃をフリースローの1得点だけに抑えるなど、DFも機能した。ペップ・ヘッドコーチ(HC、49)は「出だしはすべてがダメ。ディフェンスから入れなかったが、選手たちが気づいてくれた」と評価。今季アウェーで1勝1敗だった福岡に先勝し、公式戦1位の実力を示した。

 「地の利」も生かした。地元ブースターのブーイングは、相手フリースロー成功率を5割(18本中9本)に抑えた。攻撃では、SF白浜僚祐(26)ら5人が2ケタ得点。8アシストも記録した白浜は「最後なので、B2で優勝してB1に乗り込みたい」と、今日20日の今季最終戦を白星で締めるつもりだ。【佐々木雄高】