日本大が23日、都内の同大本部で、アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則で関西学院大の選手を負傷させた問題で、内田正人前監督(62)と井上奨コーチ(30)の会見を開いた。

 内田監督は、宮川泰介選手(20)が前日22日に開いた会見に同席しなかった理由について聞かれ「出てくれとは言われていないので…お誘いがないもので、どうすることも出来ないというのが正直なところ」と答えた。「(指導者として)同席するのが筋ではないか?」と質問が飛ぶと、大学関係者が「個人としてやるという向こう側の意思があった」と説明した。

 また被害者の関学大2年生クオーターバック(QB)と、被害者の父で大阪市議会議員の奥野康俊氏(52)ら両親は、18日に日大選手とその両親から、19日に日大・内田正人監督らから直接、謝罪を受けたことについて、対応が遅かったのでは? と質問が飛ぶと「電話来るかな…その上で謝罪しないといけない。対応が遅かった」と反省した。