レッドブルのダニエル・リカルドがポールトゥウインでモナコGP初制覇を果たした。レース途中にMGU-Kのトラブルに見舞われパワーが低下する場面もあったが、問題を解決して2位セバスチャン・フェッテル(フェラーリ)を7秒、3位ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)を17秒引き離して完全勝利を挙げた。

 「途中で問題を抱えて6速だけで走った瞬間もあったんだ、あの時はもうダメかと思ったけどなんとか復活してくれた。2年前にポールポジションを取ったときに(ピット作業ミスで)獲り逃した優勝を、2年越しでようやく取り戻すことができたね。モナコで勝ったんだ、本当に素晴らしい、最高の気分だよ!」

 トロロッソ・ホンダは10番グリッドスタートのピエール・ガスリーが37周もタイヤを保たせてピットストップを遅らせ、中団勢を抜き去って7位でフィニッシュ。ブレンドン・ハートリーも好ペースで16番グリッドから追い上げ10位が見えていた矢先に、後続のシャルル・ルクレール(ザウバー)がブレーキングをミスして追突されリタイアを喫した。

(米家峰起通信員)