通算33勝を誇るパワーが悲願のインディ500初制覇を果たした。

 予選3番手で1列目スタートのパワーは、序盤からポールポジションのカーペンターらと先頭争いを展開。196周目でトップに立つと、最後は勝利を確信して雄たけびを上げながら走り「こんなに興奮したことはない。乳製品をとってはいけないんだが、関係ない」と勝者の恒例儀式で牛乳を飲んだ。

 これまで最大の舞台での頂点に縁がなく、他競技の王座決定戦から「勝ちたい気持ちが強い方が勝つ」と学んだそうで「自分にはそれがあった」と胸を張った。