世界ランク12位の日本は同2位の米国にフルセットの2-3(25-23、25-13、18-25、20-25、10-15)で敗れ、2勝2敗となった。米国4勝。

 日本は福沢達哉(31=パナソニック)のパイプ攻撃、山内昌大(24=パナソニック)李博(27=東レ)のクイック、18歳のオポジット、西田有志(ジェイテクト)の強打などで得点を重ねて第1セットを先取。第2セットもセッター藤井直伸(26=東レ)の巧みなトスアップに攻撃陣が応えて大差で奪い、強豪・米国を追い込んだ。

 しかし、その後は米国の高いブロックとサーブに苦しめられて3セットを続けて落とし、逆転負けした。大きな白星を逃した日本だが、西田がチーム最多の16得点を記録する活躍を見せた。

 矢島久徳強化委員長の話 最後に大きな勝利をつかむことはできなかったが、セットを連取し、練習で積み上げてきたことが随所に出るなど、着実に成果が得られた内容だった。

 <男子ネーションズリーグ>国際バレーボール連盟がワールドリーグに代わる大会として今年新設。16カ国が世界各地で週に3試合ずつ5週にわたって総当たりの1次リーグを戦い、7月4日からの決勝ラウンドには開催国のフランスと上位5カ国が出場し、優勝を争う。