20年東京五輪のメダル獲得に向けて、国内初の本格的なスケートボード競技場が誕生する。

 神奈川県藤沢市が4日に発表したもので、同市の鵠沼海浜公園内に「コンビプール」を建設する。これまでストリート種目の練習場は国内にもあったが、パーク種目のトレーニングは海外で積むしかなかった。

 大小のボウルや斜面などを組み合わせた最大高低差3メートルの「コンビプール」は7月末に着工し、11月初旬に完成予定。日本スケートボード協会の横山純事務局長は「悲願だった国際レベルの競技施設誕生で、東京大会に向けた練習環境が整った。この施設の誕生により、メダル獲得も現実味を増してきた」と歓迎した。