柔道の世界選手権(9月、アゼルバイジャン)男子60キロ級代表で2連覇を狙う高藤直寿(25=パーク24)が7日、減量苦の不安を口にした。

 スペイン・カステルデフェルスでの国際合宿を終えて成田空港に帰国。27日にはグランプリ・ザグレブ大会(クロアチア)を控える中、「年齢を重ねるにつれて代謝が悪くなっているのか、減量がちょっと不安。体重が昔よりも落ちない。ただ、トップアスリートとして体重管理は失敗出来ないので自覚をもってやりたい」と気を引き締めた。現在の体重は66キロで、来週から1人で体重調整合宿を行うという。

 スペイン合宿では60キロ級と66キロ級の強豪選手と積極的に乱取りをして「本数より質を高める稽古を意識した。昔はスタミナ面でも元気はつらつだったけど、今はそうでもない。自分の体としっかり向き合って柔道をしないといけない」と説明。2連覇が懸かる世界選手権に向けては「自分の中では万全。試合での結果が全て」と自身に言い聞かせるように気合を入れた。