平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)スピードスケート女子500メートル金メダリストの小平奈緒(32=相沢病院)が28日、自身のツイッターで、同五輪銅メダリストのカロリナ・エルバノバ(チェコ)が27日、チェコスケート連盟監督らから個人攻撃を受けて25歳の若さで引退すると発表した件について触れ「スポーツの未来がこうなりませんように」と選手としての思いをつづった。
エルバノバは2014年のソチ五輪後に、同五輪で23個のメダルを獲得したスケート大国オランダのヘーレンフェインに渡り、欧州選手権でメダルを獲得するなど世界的なスケーターに成長した。小平も期待されたソチ五輪で表彰台を逃し、オランダに2年留学。ともに異国で自らを鍛え抜き、トップスケーターとなり、4年後のピョンチャンでは500メートル第14組で同走し、競り合いを演じ、並んで表彰台に立った。
小平は「オランダにいた当時は色々あったけど、外国人2人で乗り越えてきた壁も多かった。道を切り拓くために、耐えなければならない事は確かにあった。だけど、こんな形でスケートを続けられないのは、本当に勿体ない…」とエルバノバの引退を惜しんだ。
その上で「ナショナルチーム化が過度に促進されて、チームに属さない事で疎外されるような体制になったらこうなる選手が増えてしまう。結果を残さなければ生き残れないシビアな環境ではあるけれど、自ら選択し、望む環境でスポーツができる日本はまだ幸せ」(コメントは原文のまま)と率直な思いをつづった。


