バスケットボールBリーグのレバンガ北海道は4日、札幌市内で、明日6日の開幕戦(対大阪エヴェッサ=札幌・北海きたえーる)前、最後の公開練習を行った。前人未到の544試合連続出場中の桜井良太(35)は「心待ちにしている人のためにも勝って『今年のレバンガはいけるぞ』と思える試合にしたい」と意気込んだ。

スーパーリーグのトヨタ自動車に所属した06年が大記録への第1歩。前身のレラカムイ北海道へ移籍後も、JBL、NBLとリーグの変遷とともにプレーを積み上げてきた。チームにいるのが当たり前の選手だが、今オフは5月に左足首の手術を受け、全体練習に復帰したばかり。練習試合の出場も「0」で、「(コンディションは)まだ20%ぐらい」と完調ではない。それでも、11年連続で落としている開幕戦へ、コートに立つ覚悟を決めている。

リハビリ中には、チームを客観視できた。「(ネト新監督が目指す)ディフェンスからの速攻は自分の持ち味でもある。短い時間でも、出ている間はとにかく全力で走り回りたい」。折茂武彦(48)野口大介(35)とともに草創期からチームを支える鉄人が、開幕連敗ストップのためにも、545試合目のコートに立つ。【浅水友輝】