2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は5日、大会ボランティアの募集開始から10日間で、3万1982人の応募があったと発表した。

応募完了の前段階となるID登録者数は6万1826人。募集人数は8万人で、応募終了は12月上旬を予定している。

武藤敏郎事務総長は取材に「締め切りまで約2カ月あり、順調にいっていると思う」と所感を述べた。武藤氏によると、男女比はほぼ半々で、年齢層も幅広く、50、60代の応募も多い。外国人もかなりいるという。

応募ホームページが煩雑で分かりにくいとの指摘があることについては「システムは変えられないが、マニュアルの改定やコールセンターでのサポートで配慮していきたい」と述べた。

コールセンターでは15ライン準備し、対応。相談は1日100件程度で推移している。応募開始日の先月26日から3日間は、終了時間を通常の午後5時45分から同10時まで延長した。相談内容は「傷害があるが応募できるか」「学生だが応募できるか」などと、応募に迷っている声が多かったという。

また、東京都も5日、会場外の市街地を担当する都市ボランティアの応募件数を3426件と発表。都市ボラは個人または、4人までの1グループで申し込めるため、件数での発表となっている。募集人数は2万人程度で、締め切りは12月5日正午までとなっている。