重量挙げの女子代表監督を務める日本ウエイトリフティング協会三宅義行会長(73)が、腰痛の治療のため、世界選手権(11月、トルクメニスタン)に同行しないことが8日、分かった。

この日は、娘で女子48キロ級ロンドン五輪銀、リオデジャネイロ五輪銅メダリストの三宅宏実(32=いちご)とともに東京都内で行われたイベント「スポーツ祭り」の重量挙げ教室に参加した。

三宅の試合に父義行氏が同行しないのは国内外含め初めて。三宅は「父がいないことは私にとってすごい挑戦。50年の経験がある父がいつも戦略を立ててくれているが、これを機に記録(のかけひき)を読み取れる選手になりたい」と前向き。義行氏も「宏実は調子がいいし、たくましくなった。全然不安はない」と安心して大舞台へ送り出す構えだ。