東京オリンピック(五輪)を目指す選手たちは、どんな曲を好み、どんな曲を励みにしているのか? 7競技15人の選手に、一押しの曲を挙げてもらった。アスリートらしく、選手の背中を押すような名曲が勢ぞろいした。選手たちは皆、音楽の力を競技に生かしている。

第4回は競泳編。

■池江璃花子 18歳(ルネサンス)

 ★一押し曲 WINNER

 ★歌手名 flumpool

邦楽洋楽問わず音楽好きというスイマーが、「なかなか、これ1曲というのを選ぶのは難しいですね」と悩みながら選んだのはアスリートらしい1曲。「歌詞もいいんですよね」と共感する部分が大きいという。テレビのスポーツ番組のイメージソングにも使用されるその一節は、誰のために、なぜ続けているのかと自問自答する意味の歌詞から始まる。池江にとって、それは泳ぎだが、強く前向きに背中を押してくれるようなサビのフレーズなどが、20年東京五輪で「WINNER」を目指す心に響いている。

■瀬戸大也 24歳(ANA)

 ★一押し曲 Lil' Touch

 ★歌手名 少女時代-Oh!GG

今も昔も少女時代のファン。「少女時代の曲は全部好き」というだけあって、なかなか1曲に絞れない。「うーん」と悩んだ後で「最近でいうんだったら、少女時代の中の新しいユニットの『Lil Touch(リル・タッチ)』です。その新しい曲をよく聴いてます」。ポジティブシンキングが持ち味の瀬戸にとって、この曲は「乗りやすい」と、お気に入り。今月の短水路(25メートルプール)世界選手権では200メートルバタフライの世界記録を樹立。ノリにノッている24歳は東京五輪400メートル個人メドレー金メダルを目標にしている。