紀平梨花(16=関大KFSC)がフリー153.14点、合計221.99点で逆転優勝した。

SP2位で首位と0・55点差の坂本花織(18=シスメックス)は、最終22番目に登場し、133.43点と伸びず、合計206.79の4位で4大陸選手権連覇はならなかった。8位スタートの三原舞依(19=シスメックス)は141.97点、合計207.12点で3位に入った。

優勝した紀平(AP)
優勝した紀平(AP)
女子で優勝した紀平梨花(中央)と2位トゥルシンバエワ(左)、3位三原舞依(撮影・松本航)
女子で優勝した紀平梨花(中央)と2位トゥルシンバエワ(左)、3位三原舞依(撮影・松本航)

<総合成績>


順位選手合計SPFS
紀平梨花221.9968.85153.14
エリザベート・トゥルシンバエワ207.4668.09139.37
三原舞依207.1265.15141.97
坂本花織206.7973.36133.43
ブレイディ・テネル202.0773.91128.16
マライア・ベル193.9470.02123.92
イム・ウンス191.8569.14122.71
キム・イェリム187.9364.42123.51
ベロニク・マレ170.4654.97115.49
10ラーキン・オストマン165.2154.99110.22
11ティン・クイ164.8466.7398.11
12イー・クリスティ・レオン164.7953.93110.86
13キム・ハヌル162.4851.44111.04
14陳虹伊150.5054.4496.06
15カイラニ・クレイン149.5260.6488.88

※ブルックリー・ハンは棄権


坂本花織

<演技構成>

3F+3T/2A/3Lz/FSSp/StSq/3S/2A+3T+2T/3F+2T/CCoSp/ChSq/3Lo/FCCoSp

4位に終わり号泣する坂本(AP)
4位に終わり号泣する坂本(AP)
女子フリーの演技を終え、手で顔を覆う坂本花織(共同)
女子フリーの演技を終え、手で顔を覆う坂本花織(共同)

紀平梨花

<演技構成>

3A+3T/3A/3Lo/CCoSp/StSq/3Lz+2T/3F/LSp/3Lz+2T+2Lo/FSSp/ChSq/3S

女子フリーで笑顔を見せる紀平(AP)
女子フリーで笑顔を見せる紀平(AP)

三原舞依

<演技構成>

3Lz+3T/ChSq/2A/3Lo/CCoSp/3F/2A+3T/FSSp/3Lz+2T+2Lo/3S/StSq/FCCoSp

女子フリーで演技する三原(AP)
女子フリーで演技する三原(AP)

<SP成績と滑走順>

<第1グループ>

・アンドレア・モンテシノス(16=メキシコ)42.92

・アレーヌ・シャルトラン(22=カナダ)45.89

・イサドラ・ウィリアムズ(22=ブラジル)47.92

・エイミー・リン(19=台湾)46.99

・ジョアンナ・ソ(19=香港)50.00

<第2グループ>

・ブルックリー・ハン(23=オーストラリア)54.22

・キム・ハヌル(16=韓国)51.44

・アリソン・クリステル・ペルティケト(21=フィリピン)51.66

・イー・クリスティ・レオン (16=香港)53.93

・陳虹伊(16=中国)54.44

<第3グループ>

・ラーキン・オストマン(20=カナダ)54.99

・ベロニク・マレ(24=カナダ)54.97

・カイラニ・クレイン(20=オーストラリア)60.64

・キム・イェリム(16=韓国)64.42

・ティン・クイ(16=米国)66.73

・三原舞依(19=シスメックス)65.15

<第4グループ>

・エリザベート・トゥルシンバエワ(18=カザフスタン)68.09

・イム・ウンス(15=韓国)69.14

・紀平梨花(16=関大KFSC)68.85

・マライア・ベル(22=米国)70.02

・ブレイディ・テネル(21=米国)73.91

・坂本花織(18=シスメックス)73.36


<4大陸選手権> 国際スケート連盟が主催する98~99年シーズンに創設された米、オセアニア、アジア、アフリカの4大陸の選手による大会。日本は過去、男子シングルで6度、女子シングルで12度の優勝を誇る。昨年の男子は宇野昌磨が銀メダル。女子は坂本花織が金メダル、三原舞依が銀メダル、宮原知子が銅メダルを獲得し表彰台を独占した。