女子Sリーグ1位の日本ユニシスがJリーグ2位の北都銀行を2－1で破り17日の決勝に進出した。

試合はダブルス、シングルス、ダブルスの順で行われ、第1試合のダブルスは世界ランク2位の高橋礼華（28）松友美佐紀（27＝日本ユニシス）組と同3位の永原和可那（23）松本麻佑（23）組が対戦。東京オリンピック（五輪）出場権をかけて争う2組の対戦だけあって序盤から一進一退の攻防が続いた。

タカマツペアは第1、第2ゲームとも中盤で相手にリードを奪われ離される展開。それでも慌てることなくディフェンスから流れをつくり、きっちり逆転、21－17、21－18と2－0で第1試合を制した。松友は「僅差だったが自分たちの攻めやすい形をつくることができた」と話せば、高橋礼も「上げるところと落とすところをしっかり使い分けた」と思い通りの展開に笑顔を見せた。

相手は世界ランク3位の強豪で、昨年9月以来の対戦だったが、普段から代表合宿や遠征などで何度も対戦している。特に作戦を立てて挑んだわけではない。高橋礼は「相手の高さに利用されないように気を付けた。後ろから打つと相手との距離感がつかみにくかったが、レシーブで崩れず最後まで自分たちの形を作れてうまく対応できた」と納得の表情で語った。

1月のインドネシアマスターズで優勝するなど好調を続けているタカマツペア。17日の決勝で優勝し、5月からスタートする五輪レースに弾みをつけたい。