バスケットボール男子日本代表が、勝てば19年W杯(8月開幕、中国)出場が決まる運命の1戦に臨む。W杯アジア2次予選でF組2位につけた日本は、日本時間24日午後11時30分から、同組6位のカタールとの最終戦を迎える。日本が勝てば、自力では21年ぶりとなるW杯出場が決定。日本が負けた場合でも他国の状況によって可能性は残される。W杯に出場できれば、まだ付与されていない20年東京オリンピック(五輪)の開催国枠もほぼ確実と見られている。この試合はフジテレビ系列の地上波で生中継される。バスケットボールが地上波で生中継されるのは16年9月のBリーグ開幕戦以来となる。

 

日本は同予選、21日にイランを97-89で撃破し、カタールとの最終戦でW杯に出場できるかどうかが決まる。サッカー森保ジャパンがアジア杯準決勝でイランに勝った後、決勝でカタールに敗れたことから、司令塔富樫勇樹(25=千葉)は出国前、「サッカーの借りを返すじゃないですけど、たまたま同じ相手と同じ順番なので頑張りたい」と誓っていた。

 

◆日本のW杯出場条件 W杯には、E組、F組の各上位3チームと、各組4位のうち上位、計7チームが出場となる。F組2位の日本は、同組6位カタールに勝利した時点でW杯出場が決定。日本が敗れても、F組3位イランが同組1位オーストラリアに敗れた場合、同組4位フィリピンが同組5位カザフスタンに敗れた場合は、日本の3位以上が確定しW杯出場が決まる。フィリピンがカザフスタンに勝利した場合でも、「4位のうち上位」を争うE組3位のヨルダンが同組1位のニュージーランドに敗戦、もしくは同組5位のレバノンが同組2位の韓国に敗戦となれば日本のW杯出場が決まる。いずれの試合も24日の午後11時30分試合開始。

 

◆カタール戦日本のベンチ登録メンバー 富樫、辻直人(29=川崎)、比江島慎(28=栃木)、篠山竜青(30=川崎)、太田敦也(34=三遠)、ベンドラメ礼生(25=SR渋谷)、竹内公輔(34=栃木)、竹内譲次(34)、馬場雄大(23=A東京)、ファジーカス・ニック(33=川崎)、田中大貴(27=A東京)、張本天傑(27=名古屋D)。イラン戦からは古川孝敏(31=琉球)とベンドラメが入れ替わった。