ミスター・ハンドボールの宮崎大輔(37)が12日、今季限りで所属する大崎電気を離れ、日体大に入学することを明かした。この日、渋谷で行われた東京オリンピック(五輪)500日前イベントに卓球の伊藤美誠(18)とともに出席。東京五輪出場への熱い思いを口にし「若手以上に自分を鍛え、東京五輪のコートに立つのが最大の目標」と話していた。

宮崎の大崎ラストゲームは17日に東京・駒沢体育館で行われる日本リーグプレーオフ決勝。4月からは4年時に中退した日体大に戻り、大学リーグなどでもプレーする。37歳で大学生としてプレーするのは異例だが、ルール上は問題なし。大崎での出場機会が減っていることもあって、環境を変える決意をした。

1月の世界選手権では日本代表に名を連ねたが、東京五輪代表の当落選上にあるのは確か。「名前だけでは代表に入れない。若い選手に負けずに武器を手に入れたい」。日本代表の最年長選手が大学生として新たな挑戦をスタートさせる。