プーさん耐性生かし好発進だ-。宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が20日、男子シングルショートプログラム(SP)の滑走順抽選で羽生の直後に決まった。宇野は31番、羽生は30番。羽生が滑った後には、プーさんのぬいぐるみが大量に投げ込まれることが予想されるが、17年4大陸選手権のSPで経験済み。その時は「無駄に考える時間がなくて、いい意味で気が散った」と完璧な演技をみせ、自身初の100点超えで2位発進した。黄色に染まったリンクが、かえって好結果を導いてくれるかもしれない。

この日の公式練習のフリー「月光」の曲かけでは、前半はジャンプを跳ばずに振りだけイメージを膨らませ、後半からは4回転と2回転のトーループ連続技、3回転半(トリプルアクセル)などジャンプをすべて着氷。その後も4回転を次々と決めるなど好調で、4大陸選手権に続く2大会連続優勝へ、万全の体勢を整えた。