卓球のワールドツアーチャレンジ・セルビアオープン女子シングルスで5日(日本時間6日)、早田ひな(18=日本生命)が優勝した。決勝で香港選手に4-1で勝利した。

早田は先月28日に閉幕した世界選手権個人戦(ブダペスト)の女子ダブルスで伊藤美誠(18=スターツ)とともに銀メダルを獲得。決勝では強豪中国ペアに善戦するも「誤審問題」で悔しい敗戦となっていた。

早田は同大会のシングルスには出場できなかったため、東京五輪の代表選考基準となるシングルスの世界ランクポイントは獲得できなかった。五輪へは来年1月時点で日本人上位2人がシングルス代表、団体戦要員となる3人目は日本卓球協会の強化本部推薦となる。推薦枠について同協会は、ランク上位が選出される可能性が高いとの見方を示している。

早田は現在、同ランク30位で日本人9番目。五輪代表を勝ち取るには大きくランキングを上げる必要がある。そのため早田は世界選手権後、日本選手団とともに帰国はせず、ポイントは低いチャレンジシリーズだったものの、そのままセルビアオープンに参戦した。