日本代表主将の土井杏利(29)が、日本リーグにデビューした。7シーズンプレーしたフランスから帰国した土井は、覇権奪回を目指す大崎の一員として開幕の湧永戦に途中出場。合流2週間ながら攻守に実力を発揮して3得点し、18-13の勝利に貢献した。来年の東京オリンピック(五輪)を見据え、初めて日本でプレーすることを決意。「楽しかった」と「新人」らしく笑顔で言った。

日体大卒業後フランスに渡り、プロとして活躍してきた土井は、帰国の理由を「(日本代表の)ダグル監督に背中を押された」と明かした。直前だけの合流ではなく、国内組と常に近くで戦える。「ポジティブなプロ意識を伝えるのが自分の仕事」と土井。東京五輪のために、土井は日本リーグから日本代表を変える。