世界83位の土居美咲(28=ミキハウス)が、13年大会以来6年ぶりの勝利を飾った。

同44位でダブルス世界3位のムラデノビッチ(フランス)にわずか55分、6-1、6-2のストレート勝ちだ。「試合に入って、相手がいいイメージがないと感じた。カムバックさせないように集中した」。第1セットは1オールから、第2セットも1-2から、ともに5ゲームを連取して圧倒した。

先週の広島で行われた花キューピット・ジャパン女子オープンと、明暗が逆になった。土居は日本女子対決となった先週の決勝で日比野菜緒(ブラス)に敗れ、悔し涙を流した。しかし、優勝した日比野はこの日、1回戦負け。「いい感触を持って(大阪に)入ってきた」という土居は、広島の悔しさを、格上を退けることで晴らした。

この1勝で、23日に発表予定の最新世界ランキングで70位台に突入することが濃厚だ。もし70位台になると、17年8月14日の週以来、約2年ぶりとなる。次戦では、同21位のベキッチ(クロアチア)と対戦する。

◆東レ・パンパシフィックオープンは、WOWOWで9月16日~22日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。