レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。レッドブル・ホンダにとっては第12戦ハンガリーGP以来2回目のポールポジション。

金曜から好調のレッドブル・ホンダ勢だったが、予選ではパワーを向上させるフェラーリ勢と僅差のバトルとなった。Q1では先行しトップタイムを刻んだが、Q2ではわずかに後塵(こうじん)を拝した。それでもQ3の1回目のアタックで1分14秒758という昨年のタイムを1/1000秒上回るタイムを記録してトップに立つと、最後のアタックではバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)がクラッシュを喫したため上位勢のタイム更新ができず、そのままフェルスタッペンのポール獲得が決まった。

「ここ数戦はフェラーリがとても速かったけど、今回僕らは新パーツも持ち込んできたしとても強力だった。マシンも正しいバランスに仕上げることができたし、Q3では全てをひとつにまとめ上げることができたんだ。このポジションに戻ってくることができて本当にうれしいよ」

ドライバーズタイトル決定がかかるルイス・ハミルトンは予選4位。このレースでボッタスよりも14点多く獲得することが決定条件だが、マシンのダメージ状況によってはボッタスがピットレーンスタートとなる可能性もあるため、タイトル決定の可能性が消えたわけではない。(米家峰起通信員)