SP首位発進の羽生結弦(24=ANA)が、フリーで195・71点を記録し、合計305・05点で優勝した。第2戦のスケートカナダに続くGP2連勝で、3年ぶり7度目のGPファイナル(12月、イタリア・トリノ)出場を確定させた。

以下は羽生の一問一答

-鮮やかなリカバリーだった

羽生 リカバリーはちょっとおまけ。今回はループとサルコーを決めたい思いが強かった。完璧ではないけど、しっかりと片足で降りることができた。

-点数が出た時はどういう心境だったか

羽生 もうちょっと点数出したかった。320点いけばいいと思っていた。

-今大会の感想

羽生 今大会、まだ明日が残っていますが、とにかく健康で、どこも痛くなく、大きなケガをせずに無事フリーまで進めて良かったです。またファイナルに向けてしっかりと回復をして、調整をして、ファイナルに向けて頑張りたいなと思えた試合でした。

-ファイナルでどういった演技をすれば、満足するか

羽生 やっぱりノーミスしたい気持ちが一番強いです。どういう構成かは決めきっていないけれど、ショート、フリーともにまとめて。自分自身がどんな相手にどんな演技をされていても勝てるっていう演技をしたい。

-午前の練習で安定してなかった。理由はどのあたりにあったか

羽生 正直、朝の練習は不安しかなかったです。というのも、ジャンプが跳べるか跳べないかっていうよりも、練習が不安だった。最後までケガをしないようにしたいっていう不安があって、試合とは全く違った緊張感がありました。ジャンプが跳べなかったっていう悔しさ、不安ではなくて、とにかくケガしたくないっていう。特にメンタルを変える必要はなかった。自然と変わったので。それが良かったのかなって思います。

-GPファイナルの気持ちがかなりたまっていたと言っていた

羽生 GP2戦出て、ファイナルまでっていうのが、うまく調整というのではなくて、自分の中で去年のケガは本当に自己的と思っている。本当にしょうがない。どう避けようもなかった。その前のケガも体調が良くない中でルッツをやってしまった。ただ、ジャンプのケガはつきもの。しょうがない。だからこそ行きたいのに行けないっていうのがすごくありました。自分が4連覇して、その後にもっと記録を残したい、強くあそこに君臨していたいと思ったのが、遠ざかっていって、奪還したいっていうのがすごくあった。それがたまっていた。