仙台大(東北1位・宮城)の柴田紅葉(くれは、4年)、工藤明日香(4年)の親友コンビが、柴田女(現柴田学園、青森)時代から7年間の集大成で散った。筑波大(関東4位)に47-85と完敗。第4クオーター(Q)では工藤のシュートのリバウンドを取った柴田がシュートを決める場面もあったが、最後は22連続失点で点差を広げられ、09年以来の白星はならなかった。

東北リーグ得点&リバウンド王の柴田は7得点に終わり、「明日香とは目で分かり合える部分があるし、ダメなところもしっかり言ってくれるから安心感がある。もっと粘り強くやれれば…」と悔しい表情。相手との接触で転倒し、前歯を折るアクシデントがあった工藤も「途中までは良かったが、対応されてからは相手のペースにはまってしまった。紅葉が支えてくれたのでインカレの舞台で出来た」と感謝した。2人は一般企業に内定し、プレーは最後。「歯がなくても良いよ。頑張った証し」(柴田)と顔を寄せ合って笑った。【鎌田直秀】