2大会ぶり出場の松山聖陵(愛媛)が6トライを挙げ、3大会ぶりの初戦突破を果たした。前半1分に自チームのミスから先制トライを許したが、同20分にプロップ井上泰成主将(3年)のトライとゴールで逆転。前半を14-10で折り返すと、後半は相手の攻撃を0トライに封じた。

大阪・東海大仰星(現東海大大阪仰星)3年時にW杯日本代表FB山中亮平(神戸製鋼)らと全国制覇を達成した渡辺悠太監督(31)は「情けない試合。規律が守れていない」とシンビン(一時的退場)が2度あった60分間を反省した。

30日の2回戦はBシード東福岡に挑戦する。突破やキックで存在感が光ったSH中村一貴(2年)は日本代表のW杯8強に刺激を受けており「(日本代表は)自分たちに通じる。誰もがヒガシ(東福岡)が勝つと思っている中で、いいチャレンジをしたい」と意気込んだ。