関西大学ラグビーで6年ぶりの優勝を目指す関学大のフッカー竹内海斗主将(3年)が22日、日本一と「愛されるチームづくり」を誓った。

兵庫・西宮市内で3部練習を行い「結果を残すのはもちろん、感動を与えられるチームになりたい。愛されるチームを作っていきたい」と意気込んだ。

昨年12月の全国大学選手権では明大に14-22と善戦。4月に新監督となるOBで、NTTドコモSHの小樋山樹(しげる、30)も「明治にあれだけできるのが僕たちのプライド」と力を込める。新体制となり強度は上がりながらも、メリハリのあるメニューを実施。練習後には3~4人の少人数で数分間意見交換し、選手たちの思いを若い首脳陣に伝える試みも始まった。

スクラムを中心に指導する張泰■(ちゃん・てゆ)FWコーチ(30)は「去年は明治の時に1番いいスクラムを組めた。文化をつくるのは大変ですが、勝てる集団にしていきたい」。この日も全てのメニューが終わった後に、選手のリーダーと首脳陣が、グラウンド上で話し込む姿があった。監督とFW、BKコーチの平均年齢は27・8歳。コミュニケーションを大切にしながら、強く、愛される集団を目指す。【松本航】

※■は土ヘンに育