NBAは4日、理事会を開き、コロナ禍で3月12日から中断しているシーズンを、7月31日から22チームで再開することを承認した。八村塁が所属するウィザーズも含まれる。移動による感染リスクを低減させるため、試合会場はフロリダ州オーランドのディズニー・ワールド・リゾート内にある「ESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツコンプレックス」での1カ所集中開催となり、無観客で行われる。

中断時点の成績を基にした東西カンファレンス上位8チームずつの計16チームと、8位に6ゲーム差以内の計6チームを加えた22チームが、8試合ずつのレギュラーシーズンを行う。その後、東西8チームによって争われるプレーオフを開催。ファイナル最終戦は遅くとも10月12日までに終え、来季は12月1日に開幕する見通しとなっている。

八村のウィザーズは現在東カンファレンス9位。中断直前の試合を勝って8位に5・5ゲーム差を維持していたことで、「再開枠」の中にぎりぎり滑り込んだ。渡辺雄太がツーウエー契約を結ぶグリズリーズも西8位で入っている。

ウィザーズのシェパード・ゼネラルマネジャー(GM)はチームを通じ、「再びバスケットボールをプレーする機会を得られたことに心より感謝している」とコメントした。