新潟BBラビッツは、今季就任した大滝和雄監督(74)のもと、開幕のトヨタ紡織戦(9月19、20日、愛知・ウィングアリーナ刈谷)に向けチーム練習を重ねている。新生ラビッツに加わった3人のルーキーを連載でご紹介。第1回はF西垂水美桜(にしたるみず・みお、22)。バスケ指導者が両親の親子鷹が3季連続最下位からの浮上を狙うチームを勢いづける。
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「存在感を出せるようにしたい」。西垂水はWリーグ1年目の決意を普段から実践している。練習メニューの合間には自分から声を出す。攻守の切り替えでは全力疾走。何事にもがむしゃらに取り組む。
BBラビッツ合流から2カ月が経過した。「早く慣れたい。先輩たちのプレーを見て盗んでいます」。昨年に3人制バスケットボール、3X3(スリーバイスリー)セカイエでプレーした際にはF北川直美(26)、G宮坂桃菜(25)、F中山樹(24)、F千葉歩(23)とチームメート。知り合いがいたのでチームにはすんなりとけ込めた。
大滝監督からは「いいシュートを持っている。積極的に打て」とアドバイスされた。大学時代はインサイドでドライブを仕掛ける形が得意だった。今は全体練習後に3点シュートを打ち込む。シュートの幅を広げながら9月開幕に備えている。
バスケ一家で育った。父栄作さんは、神奈川の国体成年女子代表の監督などを務めた。母紀世美さんは元共同石油(現JX-ENEOS)の選手で、現在は旭高(神奈川)のアシスタントコーチ兼トレーナー。両親の影響は大きい。
BBラビッツ入りにも母の後押しがあった。共栄大は関東2部Aに所属。西垂水にインカレ経験はない。母の「挑戦してみたら」の言葉に「2部でもWリーグでやれるところを見せたい」と闘志に火がついた。
入団時に希望した背番号「10」は、紀世美さんの現役時代の番号。自身も明星学園3年のときにつけていたが、3年生のインターハイ2回戦で左ひざ前十字靱帯(じんたい)を損傷。以来、つけていなかった。「こだわりがある」番号をようやく背負う。秋のデビューが楽しみだ。【斎藤慎一郎】
◆西垂水美桜(にしたるみず・みお)1998年(平10)3月31日生まれ。神奈川県出身。百合丘小3年のときに柿生フィリーズでバスケを始める。柿生中から明星学園に進み、3年のインターハイでベスト4、ウインターカップはベスト8。共栄大では1年から試合に出場。ポジションはF。169センチ、66キロ。背番号10。


