フィギュアスケートの情報を毎日発信しています。

今日の誕生日

アネット・ペッチ(1960年)→Pick Up!


Pick Up! アネット・ペッチ

旧東ドイツの女子シングル選手が60歳の誕生日を迎えました。

東ドイツ選手権5連覇、欧州選手権4連覇の実績を誇り、1980年にはレークプラシッド五輪(オリンピック)で金メダル。スケーティングの正確性を競うコンパルソリーフィギュア(規定)種目を得意とし、世界選手権でも2度の優勝を遂げています。

現在はコーチ、国際スケート連盟(ISU)の技術審判員として活躍。日本の羽生結弦選手(ANA)が優勝し、主要6タイトル完全制覇「スーパースラム」を達成した今年2月の4大陸選手権(韓国)では、男子シングル(ショートプログラム、フリー)のアシスタント・テクニカル・スペシャリストを務めました。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2013年12月7日
2013年12月7日

13年12月、フィギュアスケートGPファイナルのエキシビジョンでかわいらしい演技を披露する浅田真央。


今日の出来事

安藤美姫が介助犬サポート大使に(2013年)

プロフィギュアスケーター安藤美姫が、都内で介助犬サポート大使に任命された。手足に障害がある人などの身の回りを世話する介助犬は全国で70匹ほど(当時)。盲導犬に比べて認知度が低く、10年から支援活動をしてきた安藤は「多くの人に知ってもらいたい」と語った。

この年の7月には埼玉県内で盲導犬が何者かに刺されるという心ない事件があり「犬を無理に働かせている」などの声もあった。それでも、安藤は「決してそんなことはない。誤解は残念。ワンちゃんたちも毎日を楽しみながら生きています」と訴え、現在に至るまで精力的な活動を続けてきた。

新型コロナウイルス感染拡大下の今年4月も「介助犬フェスタ2020」に協力。動画メッセージを寄せ、チャリティーラッフル(事前福引)にサイン入り「socialdistance」Tシャツを提供した。安藤のほか、巨人菅野智之投手らも賛同した今年の介助犬フェスタには史上最多の800人超が参加。収益金は、寄付金として介助犬の育成・普及や、日本介助犬協会の活動に充てられる。

この活動について、安藤は今年5月の本紙インタビューに語っていた。

「今年で活動10年になります。『シンシアの丘』という介助犬総合訓練センターが、05年の万博『愛・地球博』が行われた愛知県長久手市にあったことが(支援開始の)きっかけでした」

愛・地球博記念公園になる前身の、愛知青少年公園に安藤のホームリンクがあったことが縁。「介助犬、盲導犬、聴導犬の違いをあらためて知って、ぜひとも大使として微力ながら発信させていただきたい」と介助犬サポート大使への就任要請を快諾した。

介助犬ユーザーとの交流や、介助犬がストレスなく遊ぶように訓練を受け、人を支える姿を見て「すごく温かい気持ちになっています。これからもユーザーさんが生活しやすい環境が日本で整いますように、ご理解いただけますように、応援よろしくお願いします」と言葉に心を込めていた。

東京五輪・パラリンピックに向けても「バリアフリーだったり、介助犬やユーザーさんへの理解が深まれば、きっと海外から日本に来やすいイメージを持ってもらえると思います」。大会は来夏へ延期となったものの、今後もさまざまな支援活動を継続していくことを約束していた。