リーグ新加入のジークスター東京が、ホーム初戦で強豪大同特殊鋼を苦しめた。

開始直後からGK甲斐昭人(33)の好セーブなどで粘りをみせた東京は前半を14-14で折り返し。チームの中心の東長浜秀希(32)が負傷した後半は一時5点差まで離されたが、甲斐の好守と信太弘樹(31)の巧みなゲームメークで差を詰めた。

2点差で敗れたものの、今季移籍した甲斐、信太の日本代表組が活躍。細川智晃(25)が3試合連続チーム最多の7得点、三輪颯馬(24)が5得点をあげて勝利まであと1歩を迫った。

記念すべきホーム開幕戦に向けて「恥ずかしくない試合をしよう」と選手に声をかけた横地康介監督は、敗戦に「最後の最後の経験の差が出た」と悔しそうに話した。好セーブで本来の力を見せた甲斐も「ここというところで止めないと」と、競っている場面での失点を悔やんでいた。