18年平昌五輪6位の坂本花織(20=シスメックス)が今季初戦で首位発進した。74・88点を記録し、4日のフリーにつなげた。

今季の新SPは「バッハ・ア・ラ・ジャズ」。振り付けはフランス人のブノワ・リショー氏と、LINEのビデオ通話で行った。「左右が分からないのと、画面内でやると、どっちが正面か分かんなくなるんです」。そう語っていたが、完成度は日々高まっている。

この日は冒頭でダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を成功させ、高さのあるフリップ-トーループの連続3回転、3回転ループとミス無く演技。ステップでも最高のレベル4だった。

「いつも初戦は出遅れるイメージがあるけれど、自分なりにいい演技ができたので、スタートダッシュは良かったかなと思います」

この流れを次につなげていく。