18年平昌冬季五輪スピードスケート女子500メートル金メダルの小平奈緒(34=相沢病院)が3日、オンライン取材に応じ、22年北京五輪を見据えた今後の計画を報告した。

例年は海外でのW杯を転戦するが、今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で年内の国際大会中止が決まっている。年明け以降も、開催が不透明なため国内で調整を図る。全日本選抜競技会の帯広大会(13~15日)と八戸大会(20~22日)に出場予定で、時差調整や長距離移動の負担がない国内でコンディション調整や休息の取り方などを試すという。1年3カ月の大舞台に向け、小平は「北京もそこまで時差がないので、国内転戦でメンタル面やコンディション面などを試したい」と説明。結城匡啓コーチも「レースに出ながら徐々に調子を上げていこうかと考えている」と話した。