18年平昌冬季五輪スピードスケート女子500メートル金メダルの小平奈緒(34=相沢病院)が3日、オンライン取材に応じ、ユリの新品種「Kodaira」が誕生したことを喜んだ。

駐日オランダ大使館が先月16日、オランダ留学をきかっけに世界トップに躍進した小平の活躍をたたえて、ユリの新品種を「Kodaira」と命名した。ユリの世界的な産地でもあるオランダは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で結婚式やイベントなどが相次いで中止に。ユリが大量廃棄され、球根生産にも影響して社会問題になっている。

小平は新品種について「オランダの国の象徴でもあるオレンジで、こんな名誉なことはない。『Kodaira』をきかっけに、花が世界中の多くの地域で見られるようになるとすごく温かくなると思う。いろいろな方の心をパッと明るくしてほしい」と期待した。