フィギュアスケートのアイスダンスに転向し、初陣のグランプリ(GP)シリーズNHK杯で3位となった10年バンクーバー五輪男子シングル銅メダルの高橋大輔(34=関大KFSC)が、氷上の「キングカズ」を目指す。29日、カップルの村元哉中(27=同)とともに、大阪・東和薬品ラクタブドームで行われたエキシビションに参加。その中で高橋が今後の目標を色紙に「目指せキングカズ!!」と記した。

サッカーJ1横浜FCのFWカズは50歳を超えても現役だ。「本当に難しいことではあると思うんですけど、それぐらいのメンタリティーでやっていかないと目標にはたどり着けないんじゃないかと。すごく大きすぎる目標を書かせていただきました」と語った。

何歳まで現役を続ける予定ですか? との問いには「いや、年齢制限は決めておりません。できる限り」と笑顔で応えた。

村元は「北京オリンピック!」と書き「コーチの方々からも、アイスダンサーのトップを、表彰台を狙える可能性がある、と言われているので。それを信じたい。道のりは大変で時間もないんですけど、お互い、大ちゃんを信頼して、日々ステップアップして五輪の舞台に行けたらなと思います」と意気込んだ。【木下淳】