ヴォレアス北海道が今季開幕戦以来の旭川市でのホーム戦で3連勝を飾った。昨季3位の埼玉を3-1で退けた。2セット連取で迎えた第3セットを落とすも、第4セットを25-20で奪った。田城兄弟がそろって先発出場し、兄貴之(28)がサービスエース2本を含む5得点、弟広光(23)はチーム2位の9得点を挙げて勝利に貢献。貴之は「攻撃力が高くて、強い埼玉に勝てたのは良かった」と喜んだ。

5歳の年の差がある2人は、とわの森三愛(現酪農学園大とわの森三愛)-筑波大と同じ経歴を歩む。広光は「顔は良く似ていると言われるけど、人間は別物。中身は正反対」と話す。貴之は「広光に限らずみんながライバル」と言いつつ弟の存在を励みにする。この日30得点のエース古田も「非常に真面目でバレーに真摯(しんし)に向き合っている」と2人を評価する。

年内最後の試合となる6日大同特殊鋼には11月22日に0ー3で敗れた。今季唯一黒星を喫している相手との再戦に、広光は「日に日に僕たちは成長している。成長を示せるように明日は頑張っていきたい」と雪辱を誓った。【浅水友輝】