9年連続10回目出場の正智深谷(埼玉)が、攻守がガッチリかみ合った試合運びで豊見城(沖縄)を下して3回戦に勝ち上がった。

太田誠主将(3年)が、1回戦で44得点の相手エース渡久地政睦(3年)を張りつくようにマーク。26点に抑えたことが、攻撃のリズムにつながった。「今日は立ち上がりからシュートの調子が良かった」という大滝唯人(3年)がチーム最多の23点を決め、今大会2勝目をたぐり寄せた。

3回戦の相手は昨年の全国高校総体1回戦で敗れた九州学院(熊本)。大滝は「組み合わせが決まったときから借りを返すためにみんなで練習してきました。相手のゾーンディフェンスをどう崩すかです」。強敵に雪辱すれば、初のベスト8進出が実現する。