日本スケート連盟は27日、全日本選手権終了後に世界選手権(来年3月22~28日、ストックホルム)の日本代表を発表した。

男子の3人は、羽生結弦、宇野昌磨、鍵山優真が選ばれた。

羽生は「全日本の王者としていく世界選手権。しっかりと日本代表として。まずは世の中の情勢があるので、日本人の1人として胸を張って、その試合で行動できるようにしていきたい。その上でいい演技しっかりやって。もちろん北京に向けての(出場)枠もかかってくる。全力で自分の役割を全うしたい」。

宇野は「五輪の枠がかかっている。今年は特に大事な試合になる」とした。

初出場になる鍵山は「代表として枠どりで足を引っ張らないように頑張りたい」と口にした。

女子の3人は、紀平梨花、坂本花織、宮原知子が選出された。

紀平は「まだまだSP、フリーともに自分の中でミスはあった。ロシアの選手とも戦っていける高い得点を目指していきたい」。

坂本は「すごくうれしいが、枠どりもある。自分の演技に集中していく」。

宮原は「うれしい気持ちと、やらなければいけない課題がある。これから必要なことを練習して、さらに自信をもって臨めるようにしたい」と話した。

アイスダンス1組は、小松原美里、小松原尊組となった。

美里は「アイスダンスは今まで(五輪で)1枠獲得が多かったですが、1枠獲得を狙うと(五輪出場の)1枠を自分たちでとれないかもしれないので、2枠をとるつもりで『みんなで(五輪に)いくぞ』という気持ちでいきたい」と力強く宣言した。