ラグビートップリーグのヤマハ発動機が1日、静岡県磐田市内で同リーグのトヨタ自動車と強化試合(40分×2)を行い、40-47で敗れた。

16日のリーグ開幕戦(対神戸製鋼、神戸市)に備えた最後の実戦。堀川隆延監督(47)は「局面で何を選択するかなど、負けから学ぶものはあった」と前向きだった。選手らの仕上がりについては「悪くない」と明言。強豪の神戸製鋼戦に向けて「(プレーの)精度を高めていく」と話した。

先月に今季限りでの現役引退を発表した元日本代表FB五郎丸歩(34)は、ゴールキック5本を蹴り、4本を成功させた。チームで6トライを奪い、オーストラリア人CTBシオネ・トゥイプロトゥ(23)が最多の3トライ。フランカーのクワッガ・スミス(27=南アフリカ)が2トライ、フッカー日野剛志(30)が1トライで続いた。

控え組主体で行った3本目(40分)も5-14で敗退。ニュージーランド人WTBマロ・ツイタマ(24)が約80メートルの独走トライを決め、見せ場をつくった。