悲願の初優勝を狙う天理大(関西1位)が、2大会ぶり3度目の決勝進出を決めた。2季前の決勝で敗れた明大(関東対抗戦1位)に41-15で雪辱。3連覇した84年度の同大以来、関西勢36大会ぶりの優勝に王手をかけた。

当時、同大1年だった小松節夫監督(57)と、天理大として三度目の決勝で頂点を目指す。

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2季前の決勝・明大戦で試合終了間際に落球したCTBシオサイア・フィフィタが、涙で勝利を喜んだ。19点リードの後半33分に防御ラインを突破し、右大外へロングパス。WTB土橋源之助のダメ押しトライを演出し「4年生でラストの年。この試合のためにずっと準備してきた」。1年時から主力で活躍するSO松永拓朗は「防御で我慢して、強みを出すラグビーを徹底してやりたい」と早大戦を見据えた。