米バスケットボールNBAウィザーズの八村塁(22)が4日(日本時間5日)、オンライン取材に応じ、自身の今季3試合を終えて、「試合への準備の仕方に慣れてきた」と手応えを口にした。

ルーキーイヤーだった前年度はすべてが初めての体験で、試合を迎えるまでの過程においても「苦労してきた」。しかし2年目を迎えた今は「そういうところをまったく心配しない」と力強い。

流行性角結膜炎の影響で開幕4試合を欠場した。その間、チームは黒星が続いたが、八村が戦列に加わってからは2勝1敗と白星先行。前日にはデュラントやアービングを擁するネッツに競り勝った。「責任感を感じながら、いい感じで試合に臨んでいる」と話す八村は、「ネッツは東地区でも1番になるのではと言われるぐらいのチーム。あの勝利は大きかった」。強敵から挙げた白星を弾みに、さらに勢いを加速しようとしている。

ウィザーズの課題として長らく、守備の不安定さが指摘されてきた。前日も122点を失ったが、八村は「得点だけ見ればしっかり守れてないようだが、内容的には1試合通してできた。そのことが勝利につながった」。チームとして守備の質が向上していると感じている。

ブルックス監督からは、ゴール付近におけるプレーの成長を評価されている。八村によると、移籍してきたウエストブルックからの助言も受けているそうで、「ポストでボールを持ったら思い切っていけと言われ、自信にもなっている。そこは大きい」とうなずいた。