ブレス浜松(静岡)がフルセットの末、群馬銀行との今季最終戦に敗れ、1部昇格を目指す入れ替え戦出場を逃した。

2位以内で出場権を得るには、群馬銀行に勝って9勝3敗で並び、3-0のストレート勝ちでセット率も上回ることが条件。1セット目を奪ったが、2セット目は速攻を抑えられ、1-1になり、来季1部の夢は消えた。相手に2連覇と入れ替え戦出場を決められ、明暗が分かれた。

それでも昨季最下位から、今季は4位で終了。浜田義弘監督(48)は「この悔しい気持ちを来季、晴らしたい。次は入れ替え戦に出たい」と前を向いた。新人アウトサイドヒッター中野祐希(23=静岡市出身、駿河総合高出)はチーム最多17得点で地元ファンを沸かせ、「声援を力に変えられた」と振り返った。

リーグの個人賞が発表され、中野は最優秀新人賞。主将のリベロ松川美咲(27)は2年連続2回目のサーブレシーブ賞(成功率76・9%)に輝いた。【倉橋徹也】