フィギュアスケートの世界国別対抗戦(4月15~18日、丸善インテックアリーナ大阪)に出場する日本代表ペアの三浦璃来(19)、木原龍一(28=ともに木下グループ)組が試合のテーマを、三浦が「表彰台にのる!」、木原が「PB(自己最高点)の更新 200点」と掲げた。

三浦璃来 「チームでも、ペアの競技でも表彰台にのれるように頑張りたい」

木原龍一 「僕たち自身もなかなか試合に出場することが出来なくて、ファンの皆様の前で滑ることができなかったので、とにかく試合をできる喜び、幸せ感を皆様にお届けできたらいいかなと思っています」。

勢いに乗る2人だ。3月の世界選手権では1年以上ぶりの試合にもかかわらず、結成2年目とは思えない演技を披露。10位と躍進し、日本に22年北京五輪の国・地域別出場枠「1」をもたらし、さらに2枠目の可能性まで広げた。

コロナ禍は帰国せず、練習拠点のカナダで1年以上も地道な努力を重ねてきた。花開く時を迎え、これから大輪を咲かす時。日本での演技は19年末の全日本選手権以来。男子の羽生結弦(ANA)、宇野昌磨(トヨタ自動車)、女子の坂本花織(シスメックス)、アイスダンスの小松原美里、尊組(倉敷FSC)とともに戦う国別対抗戦。母国のファンの前で大きく成長した姿を見せる。