今春発足したレバンガ北海道U18が11日、札幌・北海きたえーるで、トップチームの前座として北海道栄高と練習試合を行い、60-68で惜敗した。高校1年生だけのメンバーで、2月の道高校新人大会で準優勝した3年生中心の相手に善戦した。4日に全体練習を開始したばかり。実動約1週間での好結果に斎藤拓也監督(37)は「組織的なことはまだやっていないが、昨年の全国大会にも出ている強い相手に、激しい守備の面から、よくやってくれていた」とねぎらった。

第1クオーター(Q)は18-15とリードしてスタート。第2Q途中から追い掛ける状況が続いたが、終始競り合いながら試合を終えた。得点源となった189センチ、88キロの内藤耀悠(15)は「プレーの選択が悪く難しい体勢でシュートを打ってしまっていた。もっと選択の幅を広げたい」。敗戦も相手には、強烈な印象を残した。北海道栄高で唯一、昨年のウインターカップに出場している亀井柊吾(3年)は「高校生になったばかりのチームだが、技術もショット力もあって、強さを感じた」と感想を口にした。

今後は5月に予定しているBリーグ主催の地域リーグに向け、組織力を上げていく。内藤は「イージーなシュートミスやターンオーバーを減らせていれば勝ちきれた。ゾーンディフェンスへの対策も、もっと詰めていきたい」。初実戦での敗戦を糧に、それぞれが特別指定選手制度でのBリーグ出場を目指し、スキルアップを図っていく。【永野高輔】