東地区最下位のレバンガ北海道は、同地区首位の宇都宮に76-81で敗れ、5連敗となった。

今季最後の北海きたえーるでの試合を飾れず、宮永雄太監督(39)は「敗れたのは私の責任。選手は1つになって、あきらめずに最後までプレーしてくれた」と振り返った。

ジャワッド・ウィリアムズ(38)ら負傷者4人を抱え、9人での戦い。苦しい台所事情の中、粘りは見せた。首位相手に第4クオーター終了直前、3点差まで詰め寄り、今季ホーム最多2761人の観衆をわかせた。ポイントガードのジョーダン・テイラー(31)は、加入後最多の29得点。「疲れている時間帯に積極的にやれたのは、チームも自分も誇りに思う。ただ、個人としても取れるシュートを外していた。まだ力が足りていないということ」と課題も挙げた。

次節は14日に同地区9位の新潟と敵地で対戦する。残りは8試合。最下位脱出に向け、何としても連敗は避けたいところ。この日、チームの日本人選手トップ10得点を挙げた中野司(24)は「最後はミスの差が出た。自分たちで改善していかないといけない。攻撃での良さは出せたが守備で課題があった。連戦の疲労はあるが、自分たちで改善していかないと」。中2日で修正し、6戦ぶりの白星をつかみ取る。【永野高輔】