全日本柔道連盟(全柔連)の中里壮也専務理事は12日、オンライン取材に応じ、3月中旬の全国高校選手権(日本武道館)閉幕後、新規陽性者がいなかったことを報告した。

同大会は、コロナ禍の影響で2年ぶりに無観客で開催した。大会規模も縮小し、個人戦のみを実施。1日5階級が行われ、審判の判定の声と関係者の拍手音だけが響く会場で淡々と試合が進んだ。厳しい行動制限と感染予防が徹底され、表彰式も優勝者のみの異例の対応。準優勝以下の入賞選手たちは、そそくさと荷物をまとめて会場を後にしていた。

中里氏は「大会を終えて2週間以上が経過したが、陽性者の報告はない。安全に大会が開けて良かった」と話した。