B1新潟アルビレックスBBは13日、レバンガ北海道戦(14日)の前日練習を会場のアオーレ長岡で行った。

試合は3月24日の千葉ジェッツ戦以来3週間ぶり。対戦相手に新型コロナウイルスの陽性反応者が出て、選手12人が濃厚接触者(全員陰性)と判定されたことで2週間の活動自粛になり、その間8試合が中止に。アクシデントを越えての再開初戦だ。チームは現在5連敗中。左足の負傷から復帰のPG納見悠仁(24)が起爆剤になろうと連敗ストップに意欲をみせている。

「自分らしく果敢にリングに向かいたい」。納見は北海道戦の自らのテーマを掲げた。3月20日のSR渋谷戦で左足を負傷し、その後から離脱。11日からフルメニューをこなせるようになった。コロナ禍で活動自粛になったチームメートよりも4日長く実戦から離れているが、「大丈夫です」と不安はない。

昨年11月の前回の北海道戦では12得点で77-68の勝利に貢献した。今回も得意の3点シュートなどで得点源になる自負がある。負傷離脱前は2試合連続無得点と不発だった。「シュートではないプレーを先に考えてしまっていた」。積極性を取り戻そうと、練習復帰後は最初にシュートを選択することを意識してきた。

新潟は活動自粛に加え、小菅学社長(47)のパワハラ問題なども発覚しチームの外が騒がしい状況。「いろいろあるけど、選手は気にしていない。応援してくれる人たちのために頑張るだけ」と納見。3月3日の秋田戦以来の白星でネガティブな印象を消し去る。