4年ぶり3度目の優勝を目指す日本の羽生結弦(26=ANA)が、今季の自己ベストとなる107・12点で2位発進した。冒頭の4回転サルコーで出来栄え点(GOE)4・46(5点満点)を稼ぎ、最後は応援席に向けて右目の前で横ピースを決めた。

演技後に行われた報道陣とのオンライン一問一答は以下の通り。

-フリーに向けて

羽生 やはり、世界選手権(3月、3位)での悔しさみたいなものは少なからずあって、リベンジしたいっていう気持ちも少なからずあるんですけれども、まあ、その気持ちも認めて、それにプラスアルファ、今日の演技のように、自分が成長したなと思えるような演技をできるように、しっかり自分に集中したいと思います

-(海外メディアから)世界選手権の前に宮城県で大規模地震が発生し、停電したり、アイスリンクが閉鎖されたと聞いた。どの程度の制限があったのか

羽生 3月の地震もそうでしたけれども、2月はもっと、自分の住んでいるところはもっと揺れて。棚の物だったり、棚自体がすごくズレたりとか、食器が壊れたりとか、まあ、そのような被害がありました。ただ、幸いにも、けがとか、窓ガラスが破損したりとか、建物自体、ちょっとヒビとか入っていたかもしれないですけど、自分の家自体は、すごく大きな、東日本大震災のようなことはなかったです。ただ(拠点の)アイスリンク仙台の方はヒビ割れだったり、3・11の時に被害を受けていた壁が、また崩れていたりとか。至るところに、3・11の時のような傷跡がありました。幸いにも氷自体が壊れたりとか、冷却器が壊れたりとかはなかったんですけど、アイスリンク仙台さんの特別な配慮をいただいて、何とか、すぐにではなかったですけど、1日はできなかったですけど、その次の日から、特別に。補修工事をしながらでしたけど、少しだけ滑らせていただくことができました。【木下淳】

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