世界57位の錦織圭(31=日清食品)が、今季芝コートの開幕戦をフルセットで飾った。同84位のベランキス(リトアニア)に6-3、2-6、6-2で勝ち、2回戦では同52位のセバスチャン・コルダ(米国)と対戦する。両者は初対戦となる。

錦織は、相手にブレークポイントさえ与えない完璧なプレーで第1セットを先取。しかし、第2セットから、突然プレーのレベルが落ちた。ストロークのミスが速くなり、リターンも入らず、第2セットを落とした。

最終セットの2オールから、自分のサービスゲームを落とすピンチがあった。そこを踏みとどまると、3-2から相手のサービスゲームを破り、そのまま突き放した。

今大会は28日に開幕するウィンブルドンの前哨戦だ。昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大で、ウィンブルドンは開催中止。芝コートの前哨戦も中止となり、芝への対応は2年ぶりとなる。

◆ノベンティ・オープンは、14~20日までWOWOWオンデマンドで連日ライブ配信。