フィギュアスケート女子の4大陸選手権で2度の銅メダル実績がある本郷理華(24=中京大)が16日、ツイッターで現役引退を報告した。

「この度私事ではございますが、現役を引退する決断をしましたのでご報告させていただきます」と切り出すと「(昨年末に2季ぶりの出場を果たした)全日本(選手権)を終えてたくさん考えて、自分の今の実力、結果、コロナでカナダへ行くことができない状況などあと1年やるかやらないか迷った時、現実的に考えて引退を決めて次の道に進み、頑張っていこうと決めました」とつづった。

「小学校3年生の時に仙台のリンクが閉鎖してから親元を離れ名古屋に移り。スケート漬けの日々を過ごしてきました」とキャリアを回想するとともに、多くの人に感謝した。

今後については「スケートを滑ったり、スケートに関わっていくことができればと思っています。次の道に進んでも、自分らしく笑顔で頑張っていきたいと思いますので、見守っていただけるとうれしいです」と説明し「本当にありがとうございました」と締めた。

19年4月の演技を最後に一時休養。ジュエリーショップなどで働きながら、徐々に練習を再開して20年9月の中部選手権で約1年5カ月ぶりに復帰。西日本選手権も通過して全日本選手権に出場し、総合18位の成績を残していた。

13年に全日本ジュニア選手権で優勝し、翌14年にはグランプリ(GP)シリーズのロシア杯で優勝。全日本も2位と活躍していた。