国際スケート連盟(ISU)は29日、フィギュアスケートの今季グランプリ(GP)シリーズ出場選手を発表した。冬季オリンピック(五輪)男子2連覇の羽生結弦(26=ANA)は2季ぶりに参戦。

第4戦NHK杯(11月12~14日、東京・代々木第1体育館)と最終の第6戦ロシア杯(同26~28日、ソチ)に出場登録した。14年に初の金メダルを獲得した地に舞い戻る。昨年は中止となったGPファイナルは12月9~12日に大阪・東和薬品ラクタブドームで行われる。

羽生は昨季のGPシリーズを欠場。新型コロナウイルスの感染拡大や持病の気管支ぜんそくへの影響を懸念し、シニアに転向した10-11年シーズン以来初めて回避していた。大会も、昨年は「母国や練習拠点国などで1人1大会」に制限されたが、今季は海外転戦や1人最大2大会までの登録が復活。観客の人数などは流動的だが、22年北京五輪シーズンは従来通りの形に近づきそうだ。【木下淳】